第44回 日本アーユルヴェーダ学会 

名古屋研究総会

Ayurveda Society in Japan / The 44th General Conference in NAGOYA

ご挨拶

第44回日本アーユルヴェーダ学会
名古屋研究総会 大会長 梅枝 覚

JCHO四日市羽津医療センター

外科 大腸肛門病・IBDセンター
三重大学医学部非常勤講師
日本外科学会、日本消化器外科学会
日本大腸肛門病学会、専門医、指導医
日本臨床肛門病技術指導医

大会長 梅枝 覚

この度、次期大会長をおおせつかりました、梅枝覚です。
第44回日本アーユルヴェーダ学会・名古屋研究総会を名古屋国際会議場にて2022年10月8日から10日までの3日間、ハイブリッドにて開催を予定しています。
私は小児外科から始まり、乳がん、甲状腺癌を担当し、救急医療から、形成外科に携わり、その後、消化器外科医として、食道癌から、肝癌、膵癌、胃がん、大腸がん、肛門外科、などをしてきました。
最近では、日本大腸肛門病学会の理事として、編集委員や健康保険委員に携わり、学会活動をしてきました。現在はJCHO四日市羽津医療センターにて大腸肛門病・IBDセンターに所属しています。
現在の主な仕事は、大腸癌、潰瘍性大腸炎やクローン病などの炎症性腸疾患、痔核や痔瘻などの肛門疾患と排便障害の治療を行なっています。また附属する介護老人保健施設での高齢者に対する治療にも従事しています。
本当の健康とは何か、未曾有の超高齢化社会をどのように乗り越えていくのか、問題が提起されています。
第44回の総会でのテーマは『若返る心と体』として、予防医学今こそアーユルヴェーダ、と題して開催したいと思います。
私は長く、消化器癌と戦ってきました。乳癌手術は200人以上、食道癌手術は18人、肝癌の手術は300人以上、膵癌の手術は50人以上、胃癌の手術は1000人以上、大腸癌の手術は2000人以上行ってきました。朝8時から深夜12時をすぎるまで、毎日、57歳で副院長になるまで走り続けました。
しかし予防医学に勝るものはありません。西洋医学に偏りがちな医療も、全ての病気に万能ではありません。
人々は、心地よい音楽を聞いて、美味しい料理を食べて、健康でなければ、心身ともに本当に幸せとはいえません。
アーユルヴェーダは生命の知恵・知識にあふれており、トータルヘルスの面では、極めて卓越した力を持っています。
名古屋研究総会においては、心と体の健康づくりに必要な予防医学に焦点を当てて考えてみたいと思います。
インド伝統医学アーユルヴェーダは5000年以上前から、病気の治療以外に、未病に重点を置いた考え方があり、健康長寿を考えた、生活習慣、体質、心のケアを推奨しています。
ポストコロナとしても、多くの期待と希望があると思います。
名古屋の研究総会においても、多くの演題と参加をお待ちしています。よろしくお願い申し上げます。

第44回日本アーユルヴェーダ学会
名古屋研究総会 理事長 北西剛

日本アーユルヴェーダ学会理事長
きたにし耳鼻咽喉科 院長

北西剛

日本アーユルヴェーダ学会理事長 北西です。第1回研究総会からこれまでの開催地域を振りかえってみますと、東海三県での研究総会開催が実現してきませんでした。このたび、当研究総会をはじめて愛知県名古屋の地で開催できることを、楽しみにしております。ただ、以前新型コロナウィルス感染状況が不透明であり、直近の2回(大阪・福島研究総会)で現地開催がかなわなかったこともふまえて、今回も現地およびオンデマンド配信のハイブリッド開催を予定しております。

名古屋研究総会のテーマは「予防医学」。現代西洋医学では、予防医学、個別化医療の重要性はさけばれてはいるものの、まだまだ病気になってから治療する、症状を軽減することが主体となっています。一方で、アーユルヴェーダにおいては、病治医学もさることながら、季節にあった対処、日々の養生、個々の体質・体調などを重んじ、病気にならないように健康にすごすこと、すなわち予防医学の側面に重きがおかれています。今回のご講演では、アーユルヴェーダをはじめ、たいへん幅広い領域から、予防、各種ケア、日々命に向き合う方々から、お話しをおうかがいできる予定です。さらに、ワンデーセミナーではこどもたちの健康をテーマにご講演をお聞きします。

アーユルヴェーダに関わっておられる方。まったくご存じない方。いま不調をかかえておられる方。これからの健康を意識されている方。職種や健康、予防医学への関わり方は様々かと思いますが、それぞれの分野で学びになる研究総会になると思います。みなさまのご参加をお待ちしております。随時、ホームページやSNSにて、開催方法に関する情報、プログラムなどをご確認いただき、変更などにはご留意いただければと思います。

第44回日本アーユルヴェーダ学会
名古屋研究総会実行委員会委員長
イナムラ・ヒロエ・シャルマ

大阪アーユルヴェーダ研究所 所長
アーユルヴェーダ医師

イナムラ・ヒロエ・シャルマ

学会研究総会は今まで大阪。東京、京都、兵庫を中心に開催してきましたが、名古屋地区での開催は未だ一度も開催されておらず、今回は名古屋、岐阜、三重、静岡地区の方々に多くご参加いだき交流を深めることが出来ればと名古屋国際会議場での開催を決めた次第です。名古屋研究総会のテーマは<若返るこころと身体~予防医学 今こそアーユルヴェーダ~> です。

近年、長寿と腸の働き、腸内細菌、フローラ、便秘と排便習慣、腸活などの重要性が、また幸福ホルモンといわれるOxytocinとの関係、タッチミニケーションが脳の発達に及ぼす影響などの研究報告があります、アーユルヴェーダ治療、施術により癒し効果が増幅されます。予防は大人になってからではなく、こどもの時代から始まることを視野に据え、小児期の発達、養育にアーユルヴェーダからのアプローチを検討するプログラムも企画しています。
大会長梅枝覚先生(JCHO四日市羽津医療センター副院長)はじめ、インドから小児科専門医Dr. P.P.ヴャース先生、九州から徳永洋一先生、オキシトシン研究の第一任者高橋徳先生、桜美林大学教授山口創先生、藤田医科大学国際医療センター教授前田耕太郎先生、児童精神衛生の柳田誠先生、ヨーガでは伊藤華野、山本正子両先生、岐阜から船戸崇史先生など統合医療に関係する多彩な研究者のご講演を予定しています。多数のご参加お待ちしています。

さて、本学会研究総会の経過について少しお話します。
アーユルヴェーダ研究会(会長 丸山博大阪)は1975年に発足し、以来、略毎年、研究総会を開催しています。1998年第20回福井研究総会(大会長 山崎正)では、日本アーユルヴェーダ学会と改称し学術団体であることを確認、第30回大阪研究総会(大会長 イナムラ.ヒロエ.シャルマ)30周年記念大会では、第1回ワンデーセミナーを初めて開催し好評を得、以後毎年継続。2015年第37回神戸研究総会決議後、(一般社団法人) 日本アーユルヴェーダ学会に改称。会員は現在約700名。学会活動はアーユルヴェーダ医学知識の正しい理解と普及、実践応用、研究、古典医書翻訳等。現在までに<学会誌アーユルヴェーダ研究0号~48号、情報誌、シャーンティマールガ、アーユルヴェーダ通信、Ayurveda BODHA, Ayurveda Prakash>, 研究総会抄録集、30周年記念別冊(既発刊誌抽出論文の編集463頁、和論文32、英論文18)などを既刊。会員著書は100冊以上有り。バックナンバーは学会事務局まで。